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zoom RSS ペンタックス一眼レフカメラの歴史

<<   作成日時 : 2006/12/23 13:24   >>

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ホヤとの合併でペンタックスの話題が注目されつつありますが、ここで少しペンタックス一眼レフカメラの歴史を振り返ってみましょう。


詳しいカメラの一覧は、wikipediaに詳しいのでそちらを見ていただくことにして、ここでは私の主観を交えた主要機種のみの紹介とさせていただきます。

SP

1964 年発売。世界初の露出計内蔵一眼レフとして発表されましたが、発売時期ではトプコンに先を越されてしまいました。当時、大ヒットして、ペンタックスを一眼レフカメラのトップメーカーに押し上げた偉大なカメラです。しかし、あまりの偉大さに後のペンタックスは苦労することになります。

40年以上前のカメラですからオートフォーカスはもちろん、自動露出もありません。フィルム巻き上げも手動式ですし、内蔵露出計を使うときには絞りを絞り込むのでファインダーが暗くなります。レンズマウントも、ワンタッチ式バヨネットマウントではなくて、ねじ込み式スクリューマウントです。

電池を使用していますが、電池が必要なのは内蔵露出計だけで、電池がなくても露出計のないカメラとして完全に動作します。また、SPと同じM42スクリューマウントを過去に採用していたメーカーは多いので、いろいろなレンズが使えます。

その後1974年に復刻版SP2の発売、1976年に輸出用として発売されたレンズマウントをバヨネット式Kマウントに変更しただけのK1000へと受け継がれていきます。K1000はその後日本国内でも発売されましたが、1995年の発売終了まで、実に30年以上も基本骨格が受け継がれてきたことになります。世界でも類を見ない長寿カメラです。それだけ設計がよかったということなのでしょう。

MX

1976 年発売。SPをベースにバヨネットマウントを採用したKシリーズの後に、完全新設計で登場したカメラです。SP同様露出計以外は電池がなくても動作する完全メカニカルマニュアルカメラで、現在の基準で見ても超小型のボディは当時オリンパスOM1と人気を分け合いました。機械式マニュアル専用機としては翌年登場したニコンFMがプロへの入門機として有名ですね。

ME

1976年発売。MXと同じMシリーズですが、こちらは絞り優先オート専用機です。電池がないと動かないわけですが、BとXだけは電池がなくても動くようになっているあたりが当時の設計思想を反映しています。

ME super

1979 年発売。MEにマニュアル露出機能を追加した機種です。つまり、シャッター速度を自分で選べるようになったということですね。この機種の特徴は、シャッター速度の選択にそれまでのダイヤル式ではなくて、ボタン式を採用したということです。現在の電子ダイヤルによる露出制御の元祖ともいえるカメラです。

当時は、絞り優先オートとシャッター優先オートのどちらがいいか、などという論争がありました。その後両方搭載した機種が登場して、プログラムオートが主流になったわけですけどね。


LX

1980 年発売。ペンタックス史上唯一無二のプロ用高級機です。低速側を電子式、高速側を機械式とするハイブリッドシャッターにより電池がなくても撮影できるとか、防滴、防塵構造やボディ側ダイレクト測光によってファインダーやスクリーンを交換しても露出補正の必要がないなど、ペンタックスらしいこだわりの詰まった高級機です。基本設計のしっかりしているLXもまた、21年にわたって製造が続けられ、細かく改良され続けてきた名器です。

ME-F

1981年発売。世界初のオートフォーカス一眼レフです。一般にはミノルタα7000が最初と思われていますが、実はME-Fの方が先です。ただし、その後の一眼レフの流れを変えた実用的なシステムAF一眼レフとしてはα−7000が最初であり、そういう意味では悲運の名器ですね。実際のところ、その後のペンタックスAFレンズとは互換性のない専用レンズ以外ではオートフォーカスにはなりません。

Z-1

1991 年発売。現在のシステムと互換性のあるオートフォーカス一眼レフです。この機種ではハイパーマニュアルやハイパープログラムといった独自の露出制御が加えられており、カメラ任せでない自分の意思での露出決定のしやすさが魅力です。しかし当時のペンタックスはオートフォーカスの速度の点でキヤノンに大幅に負けたのがシェアを落とす原因になったようです。

ペンタックスに限らず、ボディ側にモーターを持っていた各社は、レンズに超音波モーターを内蔵したキヤノンに比べるとオートフォーカスのスピードで負けて、それがα-7000からずいぶん遅れて登場したキヤノンのEOSが市場を独占していった要因でした。一時期はプロ用高級機以外はほとんどがEOS-Kissといった状況でしたからね。

MZ-M

1997 年発売。オートフォーカス全盛の時代に逆行するマニュアルフォーカス機です。しかし、MXに似たデザインの魅力もあり、一部で大いに人気になりました。価格も安く、市場に豊富に流通するKマウントやM42マウントの古いレンズを装着するためのボディとしても人気でした。

K100D

2006 年発売。久しぶりにペンタックスの新機種がニコンやキヤノンと並んで話題になりました。伝統の型番Kの復活というのもいいですね。私としては次は K1000Dという名称でロングセラーになるローコスト機を出してほしかったのですが、次に出たのは上級機のK10Dでした。

ペンタックスデジタル一眼レフカメラ
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K10D ボディ

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